9/05/2013

収穫の季節

こんにちわ。
9月に入り、もう1週間が経とうとしています。
けたたましいセミの鳴き声も、照りつける太陽の日差しも影をひそめ、
熱かった夏から、徐々に穏やかな秋の気候へと移ろいつつあるのを感じるようになってきました。

秋といえば、収穫の季節です。
農家にとっては、田植えや種まきなどに始まり、その後の育成に多くの労力を注いだ結果がようやく実りを迎える時期です。
「政策」についても、同様のことがいえます。8月末で一通りの概算要求が出そろい、新聞各紙では「〇〇省が新たに~な事業を行う予定」などという文言を多くみかけるようになりました。ここでいわれる新たな事業や政策と呼ばれるものはみな、年度が変わってから、あるいは昨年度のうちから、多くの人の手により丁寧に育てられた果実たちです。

ただし、実際にはこれから査定の季節を迎えるわけであり、それぞれの果実が本当においしいものかどうか、安全であるかどうかなど、出荷前にクオリティのチェックを受けなければなりません。
厳しい品質チェックを通過したものだけが、国民のもとに政策として届けられることになるのです。

農家(官僚)にとっては、一夏を終えた今からが本当の意味での「夏」といえそうです。