10/24/2013

京都大学iPS細胞研究所にて

台風の影響で、とうとう東京も雨が降り始めました。
2つの台風が近づいているということで、少し不安です。

さて、京都大学iPS細胞研究所では中高生向けに研究体験プログラムが開催されました。
1年前、山中伸弥教授がノーベル賞を受賞しiPS細胞が脚光を浴びるようになる以前から始まり今年で3回目のようです。
細胞を観察したり、特徴を学んだり、iPS細胞の先進機関でこういった体験をした学生が、医療の分野で将来目覚ましい活躍をしてくれるといいですね。


10/09/2013

Over the century: for Second Century at a Thinktank

皆様、こんにちは。秋めいた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

ワシントンD.C.も秋が深まっているのを感じます。わたしは、1年前に約2ヶ月間ここに滞在していたのですが、ちょうどその頃もこのような優しい
日差しだったかもしれません。懐かしい思いでいっぱいです。


今日は、シンクタンクのお話しです。ビジョンセンターは、大学発のシンクタンクとして何とかその活動を続けていますが、今日、面白いお話しを聞き
ました。創立90年を超えた世界有数のシンクタンクが、次の100年に向けた活動方針を示したクローズドセッションで、我々の雰囲気は大学に似ているというのです。質の高い、独立性のある研究をするという点において、そのシンクタンクは大学と同様であるが、ただ1つだけ違う点があると。それは、「社会に与えるインパクト」なのだそうです。

アメリカでは民間のシンクタンクが政策形成に大きな影響を及ぼしていると長らく言われていますが、これまでの約100年の歴史は、シンクタンクがいわゆる「大学」とは違うことをまざまざと見せつけています。

ビジョンセンターが大学という場所にありながら、アメリカで言うシンクタンクになりうるのかという深遠な問いはさておき、わたしは、あるシンクタンクの一員で居られることが率直に嬉しく思いました。ただ居るだけでは無駄ですが、それでも、アメリカが約100年前に生み出した政策形成のツールの
一端を内部から見られることを、素直に感激してしまいました。

すでに公開されているプロモーションビデオ、お時間の許すときにご覧下さい。
ビジョンセンターが目指すべきシンクタンクがそこにあると思います。


http://www.youtube.com/watch?v=4JaS3xMiBCg


またときどきシンクタンクの話をしますね。


10/08/2013

職務発明制度

今日も秋晴れのいいお天気です。

東京大学政策ビジョン研究センターの渡部俊也教授の記事が産経新聞に掲載されました。

【論風】東京大学政策ビジョン研究センター教授・渡部俊也 企業の発明奨励に向けて

経済産業省・特許庁は2014年度中をめどに、政府の成長戦略や知的財産政策ビジョンで柱と位置付ける職務発明制度を見直す方向性を固めており話題になっています。
職務発明制度の法人帰属への改正の中で社員のモチベーションをいかに引き出すか、各企業での重要なポイントになるのではないでしょうか。

10/04/2013

平成25年度 東京大学秋季入学式

こんにちは。
今日はグッと寒くなりました。

東京大学では、平成25年度の秋季入学式が行われています。

入学シーズンと言えば春のイメージでしたが、最近ではいくつかの大学で秋入学を取り入れています。
国際化に対応できるメリットがある一方、学生にとっては高校を卒業してから大学に入学するまでの期間が長くなり、そのため親の経済的負担が増えたり、就職の時期が遅くなるなどデメリットもあります。
秋入学は定着するまでに時間がかかると思いますが、学生がその半年間をどのようにとらえ、有意義に過ごすかどうかでメリットにもデメリットにもなるように感じます。

それにしても希望に満ちた学生の姿を見るのは嬉しいものですね。


10/03/2013

成年後見人の実務の実態とは (3)

こんにちは。
あっという間に10月になり、今年も残すところ3か月となりました。
いちょうの葉が黄色く色づき、銀杏がたくさん落ちています。

政策ビジョン研究センターのホームページに第3回成年後見人についてのコラムが掲載されました。

今回は後見人の業務が親族後見人や本人の親族、そして本人にどう評価されているかについてです。

本人は判断能力が不十分な状態にあるため、後見を受けることでどのような思いを持ったかということを、正確に表明することは難しいですが、親族後見人や本人の親族においては、後見制度を利用したことについて、むしろ否定的な評価をしています。
両者ともに満足できるように制度を見直すことが必要となるのではないでしょうか。


成年後見人の実務の実態とは (3)
成年後見人の業務はどう評価されているか