7/30/2013

成年後見人の実務の実態とは (1) 親族後見と専門職後見の比較を通じた考察

こんにちは。
7月も最終週です。

政策ビジョン研究センターのホームページに成年後見人についてのコラムが掲載されました。

高齢化に伴い成年後見人制度を必要とする人が増加していますが、後見の代表的形態である親族後見と専門職後見の違いについて私たちはどれくらい理解できているでしょうか。
コラムの中で一般的な理解(イメージ)と実態を比較しています。


成年後見人の実務の実態とは (1) 親族後見と専門職後見の比較を通じた考察


7/23/2013

各国知財政策の展望 プロパテントの多義化によるイノベーション戦略

今日も暑くなりました。
セミの声もにぎやかです。

政策ビジョン研究センターのホームページにリレーコラムが掲載されました。

リレーコラム 各国知財政策の展望
プロパテントの多義化によるイノベーション戦略


アップル対サムスンなどのスマートフォンの知財訴訟をきっかけに知的財産に対する関心が高くなっているようです。

政策ビジョン研究センターでは、今後リレー形式で、各国知財政策に関係する話題をとりあげて解説をしていく予定です。


7/19/2013

再生医療

iPS細胞(人工多能性幹細胞)を開発した山中伸弥京都大教授のノーベル賞受賞により、「再生医療」に関する新聞記事が非常に増えていると感じます。
経済産業省研究会の試算では、再生医療の国内市場は2030年に1・6兆円、50年に3・8兆円に膨らむと見込まれ、政府や各政党も支援をうたっています。

一般的な治療として根付くまでの道のりは長いですが、その治療に期待を寄せている人が多く関心の高さがうかがえます。

今日も暑い1日になりそうですね。





7/18/2013

新聞記事から

今日の読売新聞朝刊1面に新型出生前診断の記事が掲載されていました。

「妊婦の採血で胎児の三つの染色体の病気が高い精度でわかる新型出生前診断で、今年4月の導入から6月末までの3か月間に29人が胎児に三つの病気のいずれかが疑われる「陽性」。
判定の確定後2人が中絶した。」

女性の社会進出に伴い高齢での妊娠・出産が増え、この検査を受ける理由も分かる気がします。
しかし、先進国では女性の社会進出が進んでいる国ほど、出生率も高くなっている傾向がみられると聞きました。
国の画期的な政策によって、もっと若い時に子供を持ちたいと思える社会になるといいですね。

Research has new insights everytime

こんにちは。梅雨が明けて、少しずつ夏に近づくのを直に感じるようになりました。


2013年の半分を終えて、弊センターも毎年恒例の年報を作成し始めています。1年間の成果をまとめて皆様方にご覧いただく大切な媒体なので、時間をかけて、デザインにも大変な手間暇をかけています。乞うご期待です。


今日は、「研究」について少し書いてみたいと思いました。政策に関連する研究をしていると、コンサルのようにすべての事象を既存のフレームワークで分析してしまいがちで、ともすればこの世の中に新しい発見があまりないかのように振る舞ってしまいます。でも、それは大学に設置されたシンクタンクとしてはあまりに安易な態度かもしれません。


「Aという事象にはBという性質が有り、そうであるならばCという結果がおおむね予想されるし、それはぜんぜん目新しくも何にもない。」というように、ある事象を理解したような気になってしまう自分を最近反省し、もっと謙虚に研究に取り組みたいと考えています。そんなに単純にAからCを導けるはずはないのです。便宜上、何らかの説明を付けることはできるかもしれませんが、それは社会の一部を切り取るからこそ、説明できるに過ぎないと考えています。いろいろな変数を捨象したり、固定したりするからこそ、上記のようなクリアカットな説明は成り立つのです。

実務家の方々は、きっと実際の社会のことをわれわれ研究者よりもよくご存知です。たとえば、実務に携わっている方々に話を伺うと、物事がもっとダイナミックであることに気づかされますし、研究者はより謙虚に、普段は直接触れることができない事象に謙虚に向き合う必要があると思います。見えてない物事を見えた気になっていたら、やはり真実へは永遠にたどり着けませんし、政策に結びつけていえば、決してよりよい解決策を見いだすことはできないでしょう。

法学などは典型で、条文の内容の変化だけに囚われていても仕方ありません。その変化が、社会を実際にどう変容させているのか、人々の暮らしにどのような具体的な影響を及ぼしているのかこそ、大切なのです。


上記は単なる研究をする上での「戒め」で、われわれとしては研究者として、社会により近づいて、より謙虚な態度で研究に取り組みたいと思っております。


昔、「真実は時の娘」という格言を聞いたことがあります。急いで真実を知ろうとしても、そこには時間という大きな壁があって、どうしても限界がある。研究者であるわれわれは、そのことを忘れてはいけないでしょう。早く真実を知りたいなら、解明すべき謎を限定したり、正しさの閾値を変えるしか結局のところ方法はないかもしれない。この格言は、そのことを改めて気づかせてくれるのです。


7/12/2013

APEC 科学技術イノベーション政策パートナーシップ会合への参加

例年よりも早い梅雨明けとなり、毎日暑い日が続いています。

先日、東京大学工学系研究科 坂田一郎教授がAPECの「イノベーション政策パートナーシップ会合」に、日本代表団の一人として参加されました。
今回の会合の主たる目的は、この組織の活動方針を策定することにありました。

掲載されているお写真は、TVで見る国際会議そのものですね。

APEC 科学技術イノベーション政策パートナーシップ会合への参加

7/08/2013

409人が市民後見人の養成講座を修了 東大の履修証明書授与式が行われる

社会保険研究所発行 『月刊 介護保険情報』 の2013年6月号に「409人が市民後見人の養成講座を修了 東大の履修証明書授与式が行われる」という記事が掲載されました。

4月7日、「平成24年度東京大学市民後見人養成講座」の履修証明書授与式が東京大学の伊藤国際学術研究センターで行われました。
24年度の講座は第5期にあたり修了生は409人。第4期までの1525人とあわせると累計で1934人となりました。

当センターでは様々な政策提言をしていますが、同時に後見の担い手を生み出してきたことは「大変誇れる成果」であると城山英明センター長が、式典冒頭の挨拶で語られています。

409人が市民後見人の養成講座を修了 東大の履修証明書授与式が行われる

7/04/2013

【生かせ!知財ビジネス】“第3の矢”の課題(6)

7/1のSankeiBizに東京大学工学系研究科の坂田一郎教授の記事が掲載されました。

日本の産業競争力を強化し、経済を活性化させることは現政権の最大課題になっています。

「これからの日本が目指すべき社会像や解決すべき社会課題を感受し、それらを達成するためにイノベーションの力を動員することが必要であり、制度整備に早期に着手することで製品・サービスの完成前に検討を進めれば、実用化へのタイムラグは低減されるし、イノベーションに挑戦する事業者のリスクも下がる。」
と坂田教授。

【生かせ!知財ビジネス】“第3の矢”の課題(6)